第5回さいたま国際マラソン 川内優輝選手と瀬古俊彦さんのトークイベントが開催

2019年12月7日(土)、翌日に開催される「第5回さいたま国際マラソン」のイベントとして、プロマラソンランナーの川内優輝選手と日本陸上競技連盟強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古俊彦さんのトークイベントが開催されました。

トークイベントではさいたま国際マラソンの見所をはじめ、9月15日に開催されたMGCの振り返り、来年の東京オリンピックでのマラソン競技の札幌開催について語られました。

目次

さいたま国際マラソンのポイントは坂よりも風

まず最初にさいたま国際マラソンのコースが紹介。コース攻略のポイントとして川内優輝選手は「坂よりも風」とコメントされていました。

川内「さいたま国際マラソンのコースは坂がキツいと思われるが、私や瀬古さんが勝ったボストンマラソンに比べるとたいしたことない。コースの中で浦和橋がキツそうに思えるが、実際に走ってみるとそうでもない。見た目に騙されないようにするのがポイント。」

川内「さいたま国際マラソンは坂よりも風がキツい。風が強くなると埼玉スタジアム2○○2の折り返しや越谷の折り返し、第3折り返し辺りがキツくなる。」

坂の見た目に騙されず、風を上手く乗り切るのが攻略のポイントとのことです。

MGCは東京で勝つためのレースだった

さいたま国際マラソンは女子のMGCファイナルチャレンジの対象レースにもなっていることから、9月15日に開催されたMGCについての振り返りの中で瀬古さんから「MGCは東京で勝つためのレースだった」というお話もありました。

瀬古「MGCを盛り上げてくれたのは設楽選手。スタートから飛び出して最大2分差をつけて、みんな焦ったと思う。大迫選手は設楽選手を意識したことが、最後の結果に影響したんじゃないだろうか。」

川内「女子の前田穂南選手、鈴木亜由子選手はスタート前とフィニッシュ後でほぼ体重が変わってなかった。つまり、汗をかいてない、暑さに強い、ということ。」
瀬古「前田選手、鈴木選手、そして男子の中村選手。みんな暑さに強い。東京で勝つ選手だったんだよ。それが、札幌になっちゃったよ。」

今回のトークイベントで、東京オリンピックのマラソン競技が札幌開催に変わったことについて、瀬古さんは何度もボヤかれ、会場を沸かせていました。

また、川内選手の「MGCを観ながら、いろんな選手の気持ちが伝わってきた」とのコメントに対し、瀬古さんは「だからずっとMGCに出ろって言ったのに」とキツいツッコミをされていました。

川内選手による寒い日のレースで力を出す秘訣は「前日夜にしっかり食べる」こと

会場からの質問コーナーで「寒い日のレースで力を出し切るポイントやコツは?」と質問された川内選手は「前日夜の食事をしっかり取ること。オススメはカレー。」と回答。

瀬古さんに「君は1食で5人前食べるからじゃないの?」と大食漢っぷりを暴露されていましたが、川内選手は「びわ湖毎日マラソンで、ケニア人の選手が僕のマネをしてカレーを食べたら、レース当日寒かったのにみんな速かった。」という敵に塩を贈ったエピソードを披露されました。

川内選手はさいたま国際マラソンの当日もパブリックビューイングのコメンテーターとしてイベントに参加されます。

第5回さいたま国際マラソンは、2019年12月8日(日)に開催。代表チャレンジャーの部は9:10スタート。一般の部は9:40分スタートです。

ぜひ、さいたま新都心・けやきひろばのパブリックビューイングでランナーの皆さんを応援しましょう。

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